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Posted by んだ!ブログ運営事務局 at

2010年05月18日

はじめまして真田有規先生

真田有規先生との初めての出会いは廊下だった。
のっし、のっし、といった感じて歩く先生が真田有規先生で、
手には竹刀(しない)を持っていた。
剣道の先生かな?と最初思った。

真田有規先生は隣のクラスの担任だった。
怖そうな先生なのでなんかホッとした。

入学早々ではあるが部活の見学が始まっていた。
俺は小学校のころは野球が好きで、キャッチャーを
やっていた。だから、野球部に入ろうか、または
大の友達がテニスをすると言っていたので、テニス部?

卓球なんかもいいなぁぁ・・・くらいな感じで見学を
していた。

たまたま柔道場に何の気なしに行くと、野球部やテニス部の
雰囲気とまるで違った!!

野球部やテニス部は「どうだ?カッコイイだろ?」
「入りたければ入れてやるぜ」的雰囲気に対し、
柔道部は「よく来てくれたなぁぁ、柔道って楽しいぜ」
「よかったら見学だけでなく投げてみないか?」
そんなやさしい出迎えであった。

あの怖い顔した真田有規先生もそこにいて、でもやさしく
指導していた。
俺はこれにはまった!!一瞬ではまった!!
柔道着を着て、大きな先輩を背負って投げた・・・
手とり足とり親切に投げ方を教えてもらった。
「キモチイー」と思った。

しばらくして真田有規先生が来て
「体重何キロある?」と聞いて来た。
「60キロです」というと、
「へぇぇ案外あるんだ?みかけより・・・」と言って、
「明日から正式に入れや!」と言われ、つい
「はい!!」と元気よく答えてしまった。  


Posted by desiko at 06:56Comments(0)

2010年05月16日

残暑厳しい8月26日我が愛する真田有規先生が逝った

8月26日、突然届いた真田有規先生の訃報
逝くのが近いのはわかっていた。もう駄目なんだってことはわかっていた。
しかし、いざその事実を知らされた時、震えるような寒気を覚えた。
残暑厳しい8月の下旬だが、自分のまわりだけ凍りついた。
いよいよお別れを言う時が来てしまった。

一カ月ほど前に行った時は痩せてはいたが元気にしていた。
元気の振りをしていたと言ったほうがいいかもしれない。
一升瓶を持ち出し「酒を飲め」と勧めた。
「車で来たので」と断ると一瞬寂しそうにした。
こんな先生は初めて見た。
今でも酒は飲めるぞという精一杯の元気のように思えた。

  


Posted by desiko at 10:20Comments(1)